Pandora: QuickGuides JA: General Quick Guide

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1 このガイドについて

このガイドの目的は、システムおよびネットワークの知識はありつつ Pandora FMS に関してはあまり詳しくない方へ Pandora FMS を簡単に説明することです。Pandora FMS の深い機能にまでは言及しませんが、主な重要な機能に関してクイックガイドを読んだユーザが基本的な管理と操作ができるように説明します。Pandora FMS の公式トレーニングは 40時間かかり、公式ドキュメントは 1200 ページ以上あることを考えると、これは、Pandora FMS の大きなドキュメントへの入り口にできるでしょう。

2 インストール

一般的なユーザのみなさんにとって最もはやく簡単であるため、Pandora FMS CD アプライアンスの利用をお勧めします。Pandora FMS のインストールにはいくつかの方法がありますが、CD アプライアンスは時間の節約になります。より詳細については、Pandora FMS のインストールの章を参照してください。

インストール CD は Linux の CentOS 6.5 をベースにしており、Pandora FMS の動作に必要なパッケージがあらかじめ導入されています。Pandora FMS を動作させるために必要な最小限のハードウエア構成は、2GB のメモリおよび 20GB のハードディスク容量です。

Info.png

多くのシステムを監視したい場合は、より多くのリソース(CPU、メモリ、ディスク速度)を Pandora FMS サーバに割り当てる必要があります。

 


2.1 アプライアンス CD のインストール

我々の Web サイトのダウンロードページから、CD イメージをダウンロードし、ISO イメージを DVD に焼くか、仮想サーバ(XenServer, VMware, VirtualBox など)を使っている場合はイメージファイルからシステムを起動します。CD イメージには、32bit 用と 64bit 用があります。

起動時に次のような画面が表示されます。何もキーを押さなければ、自動k的に Live CD が読み込まれます。何らかのキーを押して、"Installation" オプションを選択します。



Centos1.png



Centos2.png



グラフィカルインストーラが、インストールのプロセスを段階的に示します。このインストーラは、CentOS で使われている通常のインストールプロセスで、異なる言語でも実行できます。手順はとても簡単で、入力が必要なのは管理者(root)パスワードおよび、パーティショニングの時のみです。



Guiarapida password.png

"root" ユーザのパスワードを選択します



Guiarapida disco.png

パーティショニングの選択をします。わからない場合は、"Use all space" を選択します。


2.2 最初のステップ

インストールが完了したら、システムが再起動し数分後に次のようなデスクトップが表示されます。



Guiarapida escritorio.png



最初のステップは、外部からサーバへのアクセスに必要な、システムに割り当てられた IP アドレスを確認することです。それには、アプリケーションメニューから端末を開きます(Applications -> System Tools -> Terminal)。この端末で次のコマンドを実行します。

ifconfig 



Guiarapida ifconfig.png



この例では、システムの IP アドレスは 192.168.70.121 です。

システムが起動し IP が DHCP で割り当てられている場合はそれが表示されます。固定 IP を設定したい場合は、CentOS のネットワーク設定インタフェースから行うことができます。ネットワークアイコン上で右クリックし、"Edit connections" をクリックします。このガイドではベースシステムの設定詳細については述べませんが、最低限の設定について示します。

Pandora FMS システムの IP アドレスが確定したら、外部のマシンからアクセスすることができます。通常は外部のマシンからアクセスする方がやりやすいです。SSH や HTTP でアクセスできます。インストール時に設定した root のパスワードを確認してください。

ブラウザを開き、サーバの IP アドレスを次のように指定します。

http://x.x.x.x/pandora_console

この例では、http://192.168.70.121/pandora_console ですが、インストールした環境に合わせて IP を指定する必要があります。すべて正しくできていれば、次のような Pandora FMS コンソールの画面 が表示されます。



Guiarapida login.png



Info.png

デフォルトのログインアカウントは、ユーザ admin、パスワード pandora です。

 


ここまで来たら、Pandora FMS のインストールは完了で使える状態です。

3 ネットワーク上のノード検出

Pandora FMS を使い始めるのに最も良い方法は、ローカルネットワーク上のデバイスを検出し監視することです。Windows や MAC PC、Linux サーバやルータ、スイッチ等、何があるかは気にする必要はありません。なぜなら、(pingに応答するかどうかの)基本的な監視を行うからです。一旦検出されたら、監視内容を増やすことができます。

3.1 自動検出タスクの作成

次のステップを実施します。横のメニューから "サーバ管理(Manage Servers)" -> "自動検出タスク管理(Manage Recon Task)" へ行くと次のような画面が表示されるので、自動検出タスクの作成(Create Recon Task)ボタンをクリックします。



Guiarapida recon1.png

次のようにタスクを作成します。



Guiarapida recon2.png

検出するネットワークの範囲のみを変更する必要があるでしょう。この画面の例では、192.168.70.0/24 を指定しており、192.168.70.xx ネットワーク上の全ホストを検出するという意味です。ここに、あなたのネットワークに合ったものを指定してください。

ネットワークの遅延と応答をチェックする "Basic monitoring" ネットワークテンプレートが選択されています。グループ "Network" は、検出したデバイスのグループとして使われます。ここからは、Pandora FMS によって管理・監視されるデバイスを(一般的に) "エージェント" と呼びます。

作成するとエントリーが表示されます。タスクの詳細を見るには、次の画面のように虫めがねアイコンをクリックします。



Guiarapida viewrecon.png

虫めがねアイコンをクリックするとタスクの現在の実行状況が表示されます。この画面では、Pandora FMS が監視対象に追加するネットワーク上のシステムを検出する処理の進捗を見ることができます。



Guiarapida reconexec.png

3.2 検出されたシステムの確認

ここで、ネットワークが完全に検出されるまで待つことをお勧めします。更新タブ Refreshtab.png をクリックします。完了したら、すべてのシステムが検出されたかどうかを見るために、次のように、"モニタリング(Monitoring)" -> "エージェント詳細(Agent detail)" を選択し、エージェント詳細表示へ行きます。



Guiarapida monitoringagentdetail.png

Pandora FMS で検出されたいくつかのシステムを見ることができます。システムの名前は(DNSで引ければ)名前解決されます。また、OS も検出されます。システムの名前(この例では画面ショットの最初)をクリックすると、システムに関して取集したすべての情報を表示するエージェント詳細表示にいきます。



Guiarapida agentdetailedview.png

4 すでに監視対象となっているシステムへのリモート監視項目の追加

システムが検出されたので、いくつかの監視モジュールを追加します。次の監視を追加しましょう。

  • インタフェースのネットワークトラフィック
  • ネットワークのパケットロス
  • TCP ポートの応答確認
  • ウェブサイトの確認

4.1 インタフェースのネットワークトラフィック

ネットワークトラフィックを監視するには、リモートデバイスで SNMP を設定することが不可欠です。通常、有効化しデータを収集できるようにする最低限の設定が必要です。SNMP デバイスでは、クエリを受け付ける IP アドレス、コミュニティ、パスワードを設定できます。

まず最初に、ネットワークトラフィックを取得するエージェントを特定する必要があります。我々の例では、192.168.70.1 です。次のような手順(モニタリング(Monitoring) -> エージェント詳細(Agent Detail))で、設定したいエージェントのメイン画面へ行き、エージェントの編集画面へ行く一番右のタブをクリックします。

Guiarapida agentedit.png

エージェント編集のメイン画面へ行きます。このエージェントの設定ウィザードサブメニューを表示し、SNMP インタフェースウィザードを選択します。次のような画面が表示されます。

Guiarapida snmpinterfacewizard.png

ここで、対象のマシンで設定されている "SNMP コミュニティ" を設定する必要があります。また、画面に表示されている IP で SNMP クエリが有効であることを確認します。IP アドレスと SNMP コミュニティは変更することができます。デフォルトのコミュニティは public です(我々の例では 'artica06' です)。入力したら "snmpwalk" ボタンをクリックします。問題なければインタフェースと取得可能なデータが表示されます。

Guiarapida snmpinterfacewizard2.png

Ctrl キー(Mac ではコマンドキー)を押しながらクリックすると、次の画面のように両方のボックスで複数の要素を選択できます。それぞれのインタフェースで、送信トラフィック(ifOutOctets)、受信トラフィック(ifInOctets)、インタフェースの状態(ifOperStats)を監視することをお勧めします。この例では、eth1, eth2 および eth3 です。

"モジュール作成(Create modules)" ボタンをクリックすると、作成したモジュールに関する情報が表示されます。

ネットワークトラフィックモジュールは、incremental タイプであることを認識しておいてください。つまり、値は現在のものと前のものとでは違いがあります。表示されるのはレート(この場合、バイト/秒)であるため、表示までは時間(5 から 10分)がかかります。

Guiarapida opermode.png

エージェント表示に戻るには、"表示(View)" タブをクリックし、データ収集に 5分ほど待ちます。その後、リロードするか "表示(View)" タブを再度クリックします。少し待ったのち、次のような画面が表示されます。(受信、送信別々の)トラフィックモジュールに関するデータが表示されており、出力と入力のトラフィックをまとめて表示するグラフにアクセスするインタフェース(インタフェース情報(SNMP)というタイトルをクリック)が表示されています。

Guiarapida interfaceinfo.png

データ収集を待てない場合は、強制リモートチェックアイコンを使うことができます(ローカルモジュールやソフトウエアエージェントで収集されているモジュールでは使えません)。サーバの負荷に応じて、実行には 2 から 15秒ほどかかります。

Guiarapida forcenet.png

トラフィックモジュールの情報は、それぞれのグラフと共にこのように表示されます。グラフアイコン Chart curve.png をクリックすることにより、この監視項目のグラフのウインドウを表示します。データアイコン Binary.png をクリックするとデータの一覧を表示します。

Guiarapida moduledata.png

4.2 ネットワークのパケットロス

Pandora FMS にあらかじめ設定した リモートプラグイン を追加したいと思います。リモートプラグインは、Pandora FMS サーバで動かすスクリプト等によるユーザが定義したチェックプログラムで、監視に利用することができます。Pandora FMS ではさまざまなツールがあります。

プラグインを利用してみましょう。それには、エージェントの編集画面へ行き、モジュール設定タブをクリックします。

Guiarapida moduleeditor1.png

プラグインモジュールを選択し、リモートのプラグインモジュールを設定するためのインタフェースに行くために "作成(Create)" ボタンをクリックします。

Guiarapida moduleeditor2.png

ドロップダウンメニューから "Packet loss" を選択し、最後に監視を行いたい対象の IP アドレスを指定します。残りのフィールドは画像の通りです。

Guiarapida moduleeditor3.png

"作成(Create)" ボタンをクリックし、前述の操作画面に戻ります。一覧に新たなモジュールが表示されるまで、何回か再読み込みをします。

Guiarapida packetloss.png

これは、基本的な疎通(ping)と遅延時間を知りたい場合に有用なプラグインです。ネットワークの品質を確認するのに役立ちます。なぜなら、5分ごとにパケットロスの割合を返すからです。

4.3 TCP ネットワークサービスの監視

ここでは、SMTP サービス(メール)が動いているかどうかの監視を追加します。複雑なチェック(メール送信やユーザとパスワードの確認など)もできますが、ここでは単純にポートが開いていて応答があるかどうかのみをチェックします。

そのためには、前述の例と同じようなステップを実行しますが、"ネットワークモジュール" を選択します。


Guiarapida networkmodule.png


その後、モジュールを作成するために、ドロップダウンリストから監視内容(Check SMTP Server)を選択しクリックします。



Guiarapida networkmodule2.png



最後に同様の手順(操作メニューへ行き監視項目が表示されるまで再読み込み)を実行し、次のような画面が表示されます。



Guiarapida networkmodule3.png



4.4 ウェブサイトの監視

Pandora FMS Enterprise 版では、データ送信、セッションが維持、完全なトランザクションを検証することができるページ遷移の確認など、ウェブのチェックができます。

ここでは、Pandora FMS オープンソース版でできる簡単な監視を行います。ウェブサイトに接続し、特定の応答コードを確認します。Pandora FMS モジュールライブラリサイト (http://pandorafms.com/Library/repository/en) に接続し、応答に "Main categories" という文字列が含まれるか確認します。



Guiarapida webmonitor2.png



それには、前述の例のようにネットワークのチェックを作成します。この場合、次の画面のように "Check HTTP" というテンプレートを使い、いくつかの拡張フィールドを編集します。



Guiarapida webmonitor.png



リターンコードには ^M 文字を入力します。HTTP プロトコルでは、コマンドの後に 2つのリターンコードが必要です。

最後に、次のように OK になっていることを確認します。



Guiarapida webmonitor3.png



5 問題発生時のアラート(メール送信)追加

Pandora FMS でのアラートの最も基本的な手法は、特定のモジュールにアラートを割り当てることです。より複雑なこと(イベントアラート、相関など)も可能ですがここでは言及しません。まずは、監視対象マシンがダウン(Host alive モジュール)したときに、メールを送信するというアラートです。

Pandora FMS のアラートは、コマンド、アクションおよびテンプレートの 3つの要素で構成されます。我々のテストケースでは、定義済のコマンド(メール送信)を利用します。すでに存在するアクション(Mail to XXX)を編集し、テンプレートについてもすでに存在する Critical condition テンプレートを利用します。これは、モジュールが障害状態になった時にアラートを実行します。

5.1 サーバ設定

email コマンドが正しく動作するようにするには、pandora_server.conf ファイル内でメールサーバを設定する必要があります。この例では、メールサーバは 192.168.50.2 で動作しています。ローカルのまたは、(認証設定も含めて)インターネット上のメールサーバの IP アドレスを設定する必要があります。サーバの設定ファイルを編集するには、シェルやターミナルから開きます。



Guiarapida mailconf01.png

シェルを開いたら、設定ファイル /etc/pandora/pandora_server.conf を root ユーザで開きます。root へは sudo で切り替えます。



Guiarapida mailconf02.png

上記の画面のような行を探し設定を行います。この例では、メールサーバは 192.168.50.2 です。メールサーバが無ければ、例えば gmail アカウントを使うこともできます。gmail アカウントを使うように Pandora FMS サーバを設定する方法は、http://wiki.pandorafms.com/index.php?title=Pandora:Configuration_emails_alerts にあります。

# から始まる行はコメントで、サーバの設定には取り込まれません。



Guiarapida mailconf03.png

変更が完了したら Ctrl+X で終了し、変更内容が保存されたことを確認します。



Guiarapida mailconf04.png

変更を保存したら、pandora_server を再起動する必要があります。

service pandora_server restart

5.2 アラート設定

前述の通り、Pandora FMS アラートは コマンド、アクション、テンプレート の 3つのパートから構成されます。これらのオプションは、アラート管理(Manage Alerts) から確認できます。



Guiarapida mailconf8.png

このアラートを設定するには、アクションを編集するだけです。ここで使うアクションは、Mail to XXX' です。ここで、メールアドレスを変更する場合(ここでは info@artica.es を利用)、実行するアクションを特定できるように "Mail to XXX" を "Mail to info@artica.es" に修正します。

適切なフィールドを編集し、正しい送信先メールアドレスを入力しまう。

フィールド 2 では、画面に表示されているようなテキストとしています。ここでは 2つのマクロを利用しており、実行時にアラートが発生したエージェント名とモジュール名に置き換えられます。



Guiarapida mailconf13.png

Mail to XXX を選択し、メールアドレスを編集(info@artica.es)します。



Guiarapida mailconf1.png

5.3 モジュールへのアラートの割り当て

定義済のモジュールがあるエージェントの編集画面へ行き、アラートタブをクリックします。



Guiarapida mailconf5.png

モジュール(Host Alive)、テンプレート(Critical Condition)および、アクション(Mail to XXX)を選択し、アラートを追加します。



Guiarapida mailconf4.png

追加したら、動作しているかどうかエージェント表示でアラートを参照することができます。色で状態がわかります。



Guiarapida mailconf6.png

アラートが動作するか見るためにホストがダウンするまで待ちます。または、正しくメールが届くかどうか見るために "アラートの強制実行" もできます。強制実行には、そのアイコン(画像参照)をクリックします。



Guiarapida forcealert.png

最後に、アラートメールが受信ボックスに届きます。強制実行アラートでは、データフィールドには N/A が入ります。実際のアラートでは、メッセージ内にモジュールの実際の値が入ります。



Guiarapida mail.png

Pandora FMS アラートは、とても柔軟性があります。いくつかの場面では使うのが難しい場合があります。公式ドキュメントのアラート管理も参照ください。

6 ソフトウエアエージェントを使った Windows サーバの監視

Pandora FMS は、リモート(Pandora FMS サーバから対象デバイスへのポーリング)および、ローカル(監視対象マシンにインストールされたソフトウエアエージェントで情報を集め Pandora サーバへ送信する) 2つのタイプの監視ができます。

ここでは、Windows へのソフトウエアエージェントのインストールと、それを使った基本的な監視について説明します。

6.1 エージェントインストール

まず最初に、Windows エージェントをダウンロードする必要があります。以下から入手できます。

http://sourceforge.net/projects/pandora/files/Pandora%20FMS%205.1/SP2Final/Windows/

ここから、32bit または 64bit のエージェントを選択します。

エージェントをダウンロードしたらダブルクリックで実行します。言語の選択画面が表示されます。



Pandora agent 3.0 RC3 install windows 01.png



これは標準的な Windows のインストーラで、ステップに従います。ライセンスを承諾すると、インストーラの画面が進みます。Pandora FMS エージェントのインストール先(デフォルトでは c:\Program Files\pandora_agent)を選択します。Browse をクリックし新たなパスを入力することによりインストール先を変更できます。完了したら、Next をクリックします。



Pandora agent 3.0 RC3 install windows 04.png



ファイルがコピーされるのを待ちます。

エージェントのデータを受信する Pandora FMS サーバの IP アドレス(または名前)および、エージェントを所属させたいグループを設定します。



Pandora agent 3.0 RC3 install windows 07.png



次の画面では、リモート設定を有効化するオプションが表示されます。有効化するには 1 を設定する必要があります。有効化すると、Pandora FMS サーバに設定のコピーを持ち、ローカルモジュールをコンソールから編集することができます(Enterprise版のみ)。



Pandora agent config remoto.png



Pandora FMS エージェントのインストール後に、エージェントのサービスを起動するかを指定します。そうでなければ、手動で実行する必要があります。または、Windows を再起動したときに起動されます。



Pandora agent 3.0 RC3 install windows 08.png



この処理が完了したら、対象マシンで Windows エージェントがインストールされ実行されている状態です。

6.2 エージェントが返す情報の確認

インストール後 Windows エージェントを起動したら、エージェントが何を返しているか確認するタイミングです。そのためには、エージェント名を知る必要があります。デフォルトでは、エージェントはホスト名で作成されています。cmd.exe で hostname コマンドを実行して、Windows のホスト名を確認します。



Guia rapida windows1.png



エージェント名がわかったので、次は Pandora FMS にエージェントが作成されているかどうか確認します。それには、いくつかのオプションがあります。一つ目は、エージェント詳細でのエージェントが作成されたグループ(我々の例では "Servers" グループです)で検索です。



Guia rapida windows2.png



エージェントを見つけるより素早い方法は、Pandora FMS の検索バーにエージェント名を入れて検索することです。



Guia rapida windows3.png



エージェントを見つけたら、それをクリックしてエージェントが送ってきている情報を確認します。



Guia rapida windows4.png



デフォルトでは、Windows エージェントにはいくつかの定義済のローカルモジュールがあり、CPU ロード、空きメモリ率 (FreeMemory)、ディスク空き容量、DHCP 状態(DHCP Enabled)、プロセス数(Number processes) などの基本的な監視項目があります。



Guia rapida windows5.png



このエージェントに新たなモジュールを追加する必要がある場合は、ソフトウエアエージェントを使ったモニタリング のドキュメントを参照してください。

保存しているモジュールデータのグラフおよび生データを、以下のアイコンをクリックすることにより見ることができます。



Guia rapida windows6.png



7 監視の詳細を表示するビジュアル画面の作成

Pandora FMS が提供する機能の一つに、ビジュアルコンソールがあります。ビジュアルコンソールは、監視に関する情報を、リアルタイムでグラフィカルにユーザがカスタマイズして表示することができます。ビジュアルコンソールの例では、世界中に広がるネットワークを表示し、スペインのノードをクリックすると、スペインのネットワーク上の要素を見ることができるものを作成します。

マップの機能では、親マップの表示に子マップの状態のまとめを表示することができます。たとえば、スペインのマップ上の 1要素が障害状態だった場合、スペインを表すアイコンの色が赤になります。情報表示の階層をカスタマイズすることができます。マップは、グループ、エージェント、モジュールなどの状態を含むことができます。グラフやデータ(数値やテキスト)、テキストタグ、アイコンも含めることができます。

7.1 マップの作成 1 (親マップ)

最初のマップでは、世界地図上にいくつかのエージェント状態を追加します。一つ一つ手動で行うかウィザードを通して行います。この操作を簡単に行うために、ここではウィザードを利用します。

最初にやることは、世界地図という新たなマップを作成することです。



Guia rapida consvisual1.png



Guia rapida consvisual2.png



作成したら、ウィザードをクリックします。



Guia rapida consvisual3.png



ウィザードでは要素を選択します。使おうとしているこの静的グラフの例では、エージェントやモジュールごとにアイテムを利用したい場合(この例ではエージェントごと)は、追加したいエージェントを一覧から選択します。



Guia rapida consvisual4.png



追加(Add)ボタンをクリックしすると、次のような画面のようにマップ上に作成された要素が表示されます。



Guia rapida consvisual5.png



要素をクリックして新たな場所にドラッグすることにより、マップ上の置きたい場所に移動させます。



Guia rapida consvisual6.png



7.2 マップの作成 2 (子マップ)

2つ目のマップでは、メインのエージェントの状態を表示する要素を設定します。エージェントの FreeRAM モジュールのグラフも表示します。

最初にやることは、前述の場合と同じように新たなマップを作成することです。



Guia rapida spain1.png



作成し、次の画面のように、静的グラフセクションでエージェントの状態を表示する要素を追加します。



Guia rapida spain2.png



グラフアイコンをクリックすることにより、設定と共にグラフを作成します。エージェントとグラフを見たいモジュールを追加します。



Guia rapida spain3.png



マップのメインの要素の作成ができました。そこで、エージェントに存在するモジュールごとの新たな要素を作成します。それには、以下の画面のようにウィザードを利用します。エージェントと表示されているモジュールの静的グラフを選択します。モジュールの名前をタグとして入力し、ビジュアルマップで作成したアイテムを親に設定します。この場合、すでに追加済の要素です。



Guia rapida spain4.png



これらすべての要素を作成したら、これらはメインの要素につながるように表示され、マウスでドラッグすることにより表示位置を動かすことができます。



Guia rapida spain5.png



7.3 双方のマップのリンク

前述のステップでは 2つのマップを作成しました。ここでは、"世界地図" でスペインをクリックしたときに、"スペインの地図" が開くようにします。

そのためには、"世界地図" を開き編集モードで 192.168.70.70 の要素をダブルクリックします。要素のエディタが開きます。拡張オプションのマップのリンクオプションをクリックします。スペインの地図を選択します。そして要素を更新します。



Guia rapida link1.png



世界地図の表示に戻り、スペインに置かれた要素をクリックすると、スペインの地図が表示されます。スペインの地図内に赤表示の要素が一つある場合は、親マップでスペインを表すアイコンが赤になります。



Guia rapida link2.png





Guia rapida spain5.png



8 監視の調整 (閾値, 単位, その他)

この章では、モジュールのいくつかの拡張オプションの設定の仕方についてみていきます。

エージェントモジュール画面へ行きます。



ModuloU.png

設定するモジュールを選択します。



ModuloseleccionadoU.png

その後、"拡張オプション(Advanced Options)" タブを開き、設定を変更したいフィールドを編集します。



Advanced.png

次の章では、"単位(Unit)" および "間隔(Interval)" フィールド、また、"警告状態(Warning Status)" および "障害状態(Critical Status)" の閾値の設定方法を見ていきます。

8.1 モジュールの単位の設定

このオプションで、モジュールから取得したデータの単位を定義することができます。この単位はグラフやレポートに表示されるため、どういったデータなのかが解りやすくなります。

たとえば、IOWaitCPU モジュールに計測単位として "ticks/sec" を設定したいとします。"単位(Unit)" フィールドに、その単位を入力します。



UnitU.png

最後に "更新(Update)" ボタンをクリックし、モジュール表示で単位が正しく表示されているかどうか確認します。



VistaunidadU.png

8.2 モジュールの間隔設定

モジュールの間隔設定は、そのモジュールをどれくらいの頻度で実行するかの定義です。これはリモートモジュール(ローカルではない)に適用されます。なぜなら、ローカルモジュールはより複雑な方法で設定されているためです。リモートシステムをより細かい頻度で監視すると、監視対象システムと監視環境の負荷が高くなります。



IntervaloU.png


"更新(Update)" ボタンをクリックすると、モジュールが設定されます。

8.3 モジュールの閾値設定

この章では、モジュールの "警告(Warning)" と "障害(Critical)" の閾値を設定します。これは、モジュールの障害、警告、正常状態を定義する値です。この概念を理解するには例を見るのが簡単です。

ここでは、CPU モジュールに閾値を設定したいとします。未定義の場合、このモジュールは 0% と 100% の間で常に "正常(Normal)" 状態(緑)です。CPU 使用率があらかじめ定義したパーセンテージまで達したら、モジュールを "障害(Critical)" または "警告(Warning)" 状態にしたい場合は、"警告状態(Warning Status)" および "障害状態(Critical Status)" の閾値を設定します。この例では、CPU が 60% の利用率になったら "警告状態(Warning Status)" にし、80% を超えたら "障害状態(Critical Status)" にします。



UmbralesU.png

閾値を設定したあとは、"更新(Update)" ボタンを押すだけで閾値が正しく設定されます。次に受け取ったデータから、これらの閾値評価がされます。

8.3.1 閾値の拡張パラメータ

"条件の反転(inverse interval)" チェックボックスは、連続しない範囲を定義するのに利用します。この例では、値が 20 以下または 80 以上の場合にモジュールが障害状態になります。



Quickguide inverse1.PNG

テキストタイプのモジュールでは閾値は一致文字列で定義します。同様に、条件の反転によりパラメータとして指定した文字列に一致しない場合に障害状態にすることができます。



Quickguide inverse2.PNG

8.3.2 他の拡張パラメータ

モジュールの設定では、何十もの可能な設定がありとても柔軟性があります。オプションの全てを確認するには、Pandora FMS の公式ドキュメントを参照してください。

9 問題解決にはどこを見て誰に聞けばよいか

9.1 設定ファイルと診断のための情報ソース

確認する必要があるメインの設定ファイルは以下の通りです。

  • /etc/pandora/pandora_server.conf. Pandora FMS サーバのメインの設定ファイル。
  • /etc/pandora/pandora_agent.conf. UNIX の Pandora FMS ソフトウエアエージェントのメインの設定ファイル。このファイルを編集した場合は、Pandora FMS エージェントを再起動する必要があります。
  • %PROGRAM_FILES%\pandora_agent\pandora_agent.conf. Windows の Pandora FMS ソフトウエアエージェントのメインの設定ファイル。このファイルを編集した場合は、Pandora FMS エージェントのサービスを再起動する必要があります。
  • /etc/my.cnf. MySQL のメインの設定ファイル。
  • /var/www/html/pandora_console/include/config.php. Pandora FMS コンソールのメインの設定ファイル。インストール時に自動的に設定されますが、設定(パス、IP、MySQL のユーザ/パスワード、MySQL ホスト)を変更したい場合は手動で編集する必要があります。

エラーなどのより詳細な情報(ログ)は以下にあります。

  • /var/log/pandora/pandora_server.log. サーバのログファイル。重要な手がかりが含まれています。より詳細を知りたい場合は、サーバの設定ファイルで "verbosity" パラメータをより詳細を出力するように編集します。
  • /var/log/pandora/pandora_server.error. 通常はサーバで補足されないエラー、サーバの処理によるものではないトレースエラーも含むログファイル。
  • /var/log/pandora/pandora_agent.log. Unix エージェントのログファイル。
  • %PROGRAM_FILES%\pandora_agent\pandora_agent.log. Windows エージェントのログファイル。
  • /var/www/html/pandora_console/pandora_console.log. Pandora FMS コンソールのログファイル。
  • /var/log/httpd/error_log. Apache(httpd) サーバのエラーログファイル。
  • /var/log/messages. システムのログファイル。
  • dmesg. kernel の警告を表示するコマンド。
  • /var/log/pandora/pandora_snmptrap.log. SNMP トラップログ。SNMP トラップコンソールに大量のエラーが出ている場合は、ここでエラーをトレースできます。
  • /var/log/mysqld.log. mysqld のログ。

各ディレクトリのパーミッションに関しても確認すると良いです。

  • /var/spool/pandora/data_in/ 所有者とグループが pandora:apache で、パーミッションが 755 である必要があります。
  • /var/log/pandora/ 所有者とグループが pandora:root で、パーミッションが 755 である必要があります。
  • /var/www/html/pandora_console/include/config.php 所有者とグループが apache:apache で、パーミッションが 600 である必要があります。

9.2 サポート

日本においては、日本のコミュニティ http://pandorafms.jp の利用をお勧めします。 日本語メーリングリストもありますので、ぜひ参加ください。 http://pandorafms.jp/Pandora_FMS_mailing-list

また、コミュニティフォーラムもあり、すべての方々に開かれています。アカウントを作成して自由に質問してください。

FAQ (よくある質問と回答) もあります。問題解決の手助けになるでしょう。

商用のサポートについては、以下からお問い合わせください。